新型コロナウイルス対策 いま、大事なことは~
こんな時こそ、かかりつけ医を!
★子どもに気をつけてあげてほしいこと
① 3密(密閉・密集・密接)を避ける
② 3密を避けて外遊び
③ こまめに手洗い
④ 早寝早起き、規則正しい生活リズム
⑤ 安心させてあげる声がけをしてください
マスクしないとだめ、手を洗わないとだめ → ×
マスクをしたら大丈夫、手を洗えば大丈夫 → OK
最後に、、、
保護者の皆様におかれましては、様々な困難に直面されご心労のことと思われます。
3密を避ける、マスク着用、手洗いはもちろんのこと、大人も規則正しい生活リズムが
大事です。ご自身の体調に不安があれば、かかりつけ医にご遠慮なくご相談ください。
◆日本小児科医会では、一般の皆様に小児での新型コロナウイルス感染症の
情報をホームページに公開しています。
2歳未満の幼児は、成人と比べて気管が狭いため、マスクをすると呼吸がしにくくなり、
心臓に負担がかかります
嘔吐時の窒息の危険もあります。
これからの時期、体内に熱がこもって熱中症のリスクも高まります。
また、顔色や表情の変化が分かりづらく、体調の異変に気付くことが難しくなります。
世界的に子供への感染例は少なく、保育園などでの集団発生も殆どありません。
従って、2歳未満のマスクの着用については、感染の可能性の高い場合に限定しましょう。
*おねしょとは
夜尿は小学1年生の15%に認められ、その数は年々減少し、
15歳には1-2%になります。
様子をみられても良いですが、お泊り行事があったり、お子さんが
気にしている場合は病院に御相談下さい。
又、昼間にも尿のおもらしがあったり、頻尿や「突然トイレに駆け込む」などの
症状がある場合は、何らかの病気がひそんでいることもあります。
*原因について
夜はトイレに行かないですむように、尿を濃くするホルモン(抗利尿ホルモン)が出ます。
おねしょをするお子さんの中には、このホルモンの分泌が不十分だったり、
尿をためる膀胱の大きさが小さい場合もあります。
膀胱機能の発達の遅れ、眠りが深く膀胱がいっぱいになっても気づかない
遺伝的要因なども原因として考えらます。
*対策として
① 寝る前に必ずトイレに行きましょう。
② 夕食後の水分摂取をひかえましょう。
③ 夕食の塩分をひかえましょう。
④ 朝、失敗していても叱ってはいけません。
お子さんにも片付けを手伝わせましょう。
⑤ カレンダーなどに記録をつけるようにして、
おねしょをしなかった日には、たくさん褒めましょう。
⑥ 便秘は治しましょう。
便秘は乳幼児にもみられます。
排便が週に3回以下は便秘と考えますが、それ以上であっても、
痛みや出血を伴ったり、いきむ時に不自然な姿勢をとったりするようであれば便秘です。
何らかの病気によっておこる便秘もありますが、殆どは原因不明の体質的なものです。
便秘が長く続くと、便がたまっていることに腸が慣れてしまい、便秘はひどくなっていきます。
日常生活では早寝早起きを心がけ、朝食をゆっくり摂りましょう。
食物繊維の少ない食事やジュース・お菓子ばかり食べていると、便秘は改善されません。
生活習慣などの見直しだけで良くならない時は、薬による治療が必要です。
浣腸や薬は癖になるものではありません。
便をためないこと、出すときに痛みがないような硬さに保つことが大切です。
「便秘でない状態」を続けることが、便秘を治す早道となるでしょう。
【免疫力】を高めて「新型コロナ」「インフルエンザ」に
負けない身体をつくろう!!
世界的に流行している「新型コロナウィルス」に加え、
インフルエンザも気になる季節です。
感染対策はもちろんですが、普段から免疫力を高める生活を
送ることが重要です。
・・・・免疫力を高める4つのポイント・・・・・・
①バランスのよい食事
免疫細胞を活性化させるためには、
栄養をバランスよく摂ることが基本です。
主食・主菜・副菜がそろった食事を心がけましょう。
免疫力を高める冬場のおすすめ食材
1) きのこ類・・・ビタミン・食物繊維が豊富で腸内環境も改善
2) 大豆・・・・・・豆腐や納豆には、良質のたんぱく質がたっぷり
3) しょうが・・・殺菌・発汗作用があり体温もアップ
②ストレスをためない
肉体的・精神的な疲れやストレスは、免疫力を低下させます。
上手にリフレッシュすることが大切です。
1) 適度な休憩を挟む
2) 軽い運動・ストレッチ
3) 休日はしっかり休む
③入浴で身体を温める
体温が1℃が上がると、免疫力は5倍になると言われています。
免疫力を上げる入浴のコツは
1) 38℃~40℃・・・・ぬるめに
2) 15分~30分・・・・長めに
3) 全身浴・・・・・・・・シャワーで済まさず、湯船に浸かる
遅くとも就寝の1時間前には入浴をすませましょう。
④睡眠を整える
1) 夕食は就寝の2時間前までに
アルコールも控えましょう
2) 就寝前には光と音を遮断する
寝る前にスマホを見ないようにしましょう
3) 起きる時間を一定にする
体内時計のリズムを整えましょう
①~④はそれぞれが密接に関連しています。
食事・ストレス解消・入浴・睡眠を上手に行いましょう。
◆虫刺されのかゆみ・・・・・虫が刺したり噛んだりする際に皮膚に注入する
唾液や毒に対するアレルギー反応です。
アレルギー反応には <即時型> 直後からかゆみ・赤みが生じ、約20分後に
ピークとなり2-3時間後に消える。
(主に大人に多い)
<遅延型> 数時間後からかゆみ・赤みが生じ、24-48時間で
ピークになり、1週間程度で消える。
(主に幼児が多い)
◆虫刺されの痛み・・・・・<アブ> 口で皮膚を切り裂く
<ハチ> 毒針で刺し毒を皮膚に注入する
<毛虫> 痛みを生じさせる成分を出す(イラガの幼虫など)
◆虫に刺されたら掻かずに洗って冷やす
乳幼児では掻きむしると傷口から細菌に感染し、とびひや蜂窩織炎を引き起こすことがあります。
掻くことで色素沈着も引き起こします。
掻かないよう、幹部を洗って冷やし、症状が軽い場合は市販のかゆみ止めで対処できます。
症状が強い時や化膿した場合、ステロイド剤や抗生物質などの処方を受ける。
◆予防方法・・・・・・・・・服装は黒色は避けて明るい色を選ぶ。
野外活動では、帽子に長袖・長ズボン・足首を覆う靴下を履きましょう。
蚊に対しては、虫よけスプレーや塗布式のジェルが効果的です。